妖々夢の句、本当の意味
咎重き 桜の花の 黄泉の国 生きては見えず 死しても見れず
東方妖々夢・エンディングのスタッフロールでZUNさんの名と共に表れる句です。以前、僕はこれについての記事を書きました → ここから飛べるはず ← そこで、花映塚の四季が「紫の桜は罪深い人間の霊が宿る花」「人間は生きていること自体が罪」と言っていることを踏まえてこんな解釈をしました。
「死後の世界には桜の花があるという。しかし生きていては死後の世界へは行けないし、罪深い人間は桜の花に宿るので自分自身をみることはできない」
そして、これは自分の中では第二位の解釈だと書きました。意味合いとしては悪くないと思うんですが、なにしろ花映塚は妖々夢よりあとに発売されているので、そこから解釈を持ち出すのは不自然なので・・・第一位の解釈を、今日書きます。そのために妖々夢クリアしまくって全エンディングを見てきましたが、あまり影響なかったです。でもHardシューターになれました。
前の解釈は花映塚を持ち出したけれど一般的な解釈です。東方も何も知らない人に説明しても理解してもらえるでしょう。今回のは妖々夢だけの特殊な解釈になりそうかな。一般人にはどうなんだか(笑)
長くなりますが、まず復習・・・『咎』=『罪』はこれでいい。『黄泉の国』=『死後の世界』と言っていたけれど、東方妖々夢では冥界にある西行寺家の白玉楼のことと解釈すべきでしょう。すると・・・
『咎重き桜の花の黄泉の国』=『罪深い霊の宿った桜の花がある白玉楼』
と、なります。ここでピーンと来た人はいますかね?ここにある『桜』は普通の桜じゃなくて妖々夢のラストスペルの桜のことです。妖々夢の「春が来ない」という異変は西行寺幽々子が春を集めていたため起きていて、その目的は、白玉楼(西行寺家の庭)にある妖怪桜『西行妖』を満開にすること。幽々子は西行妖を満開にすること自体と、それによって「何者か」がよみがえることを楽しみに春を集めていたのである。
その「何者か」が、まさしく西行寺幽々子なのである。おまけテキストに書いてあるから公式設定。
幽々子は家の奥で古い文献を見つける。
「富士見の娘、西行妖満開の時、幽明境を分かつ(死んだという事)、その魂、白玉楼中で安らむ様、西行妖の花を封印しこれを持って結界とする。願うなら、二度と苦しみを味わうことの無い様、永久に転生することを忘れ・・・」
これを読んだことが事件の発端。この娘が幽々子であり、西行妖の封印は人間の幽々子を封印するものである。なぜ封印したかは、まぁ「人を死に追いやる能力を持っている自分に苦しみ自殺した幽々子は転生すると再び同じ苦しみを味わうから転生しないように桜に封印した」というところでしょう。妖夢が「六道剣」とか使ってくるし、輪廻転生は自然に起きているのでしょう。だからこそ、この桜だけは花が開いたことが・・・幽々子が霊体になってからは・・・一度もなかった。
封印を解く(満開になる)とどうなるのか?人間の幽々子が復活し、霊体の幽々子は消滅するのだろう。いや、人間が復活するかどうかは魂の関係上微妙なラインだ。すくなくとも霊体の幽々子は消滅してしまう。幽々子はここら辺の事情をまったく知らない。幽々子は霊体として生きている(生霊?)限り、西行妖の満開をみることはできないし、霊体として死んでしまえば『消滅』するので西行妖の満開をみることはできない。
これが、あの句の言いたいことだと思う。
咎重き 桜の花の 黄泉の国 生きては見えず 死しても見れず
生前の幽々子は人を死なせる能力を持っていたんだし、咎は重いだろう。それゆえ自殺したのだから。幽々子は冥界の西行妖に封印された(宿った)。そして霊体となった彼女は西行妖の満開を見たいと願うが、どうやっても見ることはできない・・・
エンディングにぴったりの、とても素晴らしい句だと思う。この解釈に至るまで、どれほど時間のかかったことか・・・今ではクリアするごとにしんみりした気分でこれを眺めています。
以上が僕の考える最高の解釈だ。バックストーリー(キャラ設定)を理解していないことには導き出せない答え。前回の解釈は人間全体を対称にしていたのに対して、今回は幽々子のことしか考えていない解釈である。
今回、記事を書いていてとても楽しかった。本当の解釈がどうなのかはZUNさんにしか分からないけれど、これはこれで僕にとっての本当の意味ということにしてしまっても、いいのではないかと思う。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。共感していただけたら幸いです。
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コメント
咎を背負った者の行き先は生者にも死者にも交わらない所で且つ孤独に死ぬって意味だろ。
これくらい分かれよカス
投稿: | 2009年1月 8日 (木) 00時27分
日本語で頼む
投稿: | 2009年1月16日 (金) 01時50分
咎を背負った者の行き先は生者にも死者にも交わらない所で且つ孤独に死ぬ
興味深い意見だ。だが、もうちょっと詳しく書いてくれないと…ちょっと理解できない、カスですまん。ただ、それって「めっちゃ孤独」って感じでエンディングに持ってくるには寂しすぎる解釈じゃないかな?
最近は『桜の花』が2つの意味を持つのではないかと思い始めてるんだ。本当の桜と、罪人のこと、その2つをかけたのではないかと。いくらでも解釈できそうで、どれも間違ってないんだよな、入試じゃないんだし。
投稿: 管理忍 | 2009年1月28日 (水) 22時58分
色んな意味合いを持つ句に、一方的に自分の解釈を押しつけてカス呼ばわりするのはどうかと。
句の中では「咎重き」は桜を指しているので、幽々子の存在を罪としているのではなく、幽々子を冥界に止まらせ続け、能力を使って殺しを楽しんだり(設定txt参照)妖々夢の騒動を起こしたりなど、何も生み出さない行動を促してしまっている「西行妖」そのものを「罪」としているのではないでしょうか。
まあZUNさんの事なので、もっと深い意味が込められているのかもしれませんが。
投稿: | 2009年2月 4日 (水) 04時09分